ううたんのブログ
 
人間3・犬族7・猫族1・・・たまに預り犬・・・
 



眠れぬ本

眠れぬ夜は、読書でも

表紙と題に惹かれ、心休まる

ロマンチックな話かと期待して

読み出したが。。



野犬の行動学者が観察中に事故で死にかけ、
その野犬(ピットブルのダミアン)に命を助けられる。
飢餓で瀕死の野犬を、「借りを返す。」と連れ帰り命を救う。
回復した犬が預けられた先は、大学の動物実験管理センター。
「死亡させない実験にのみ使用可」として。
銃弾実験、毒物実験、ストレス実験etc..死ぬより辛い実験に使用されていく。
センター内でバイトをしてるエリザベスは、ダミアンと不思議な心の絆で結ばれていく。
ダミアンは人に飼われた記憶は無いが、心の「声」が人の側の居心地の良さ、喜ばす喜び、人を神と崇める心を囁く。
3代に渡り外科医の家庭で育ち、実験動物に「物」以上の感情が無かった彼女に心の変化が起こっていく。
周りに隠れて犬と会い遊びの中から、犬に言葉を教え、いつしか会話ができる犬になった。
エリザベスは色々な手段でセンターからダミアンを救い出そうと、医学の道を棄て、法を犯す。
やっとダミアンと逃亡することになったが、「話せる犬」を利用しようとする大学側の追ってに見つかり、逃げる途中事故でエリザベスは死んでしまう。




心温まるの心構えで読み始めたので、

動物実験の話には心が痛み、吐き気を催し、

思わず本を閉じて読むのを止めようと何度も思った。

でもきっと最後は「ハッピーエンド!」

これを期待して、一気に読破したのに、

最後は主人公の女性の死。。。


ダミアン(犬)の健気さ、いじらしさに心を打たれ、

人間の非道さ、残酷さだけが残った。


う~~ん、余計眠れなくなった。。


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1月20日(金) | トラックバック(0) | コメント(2) | 日々の出来事 | 管理

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コメント

う~ん・・

そのお話が創作で単に物語だったとしても、現実はそう違わないのかな。
企業の動物実験も獣医大学の実験も相当悲惨だと聞きました。

『宇宙に初めて行った犬』ってのも、『行かされた』わけで。人間の期待に応えようと笑顔のそのコが切ない。
戦争での特攻隊みたい・・な。

どう考えても、人間は犬に与えてるつもりで、犬から与えられているモノの方が多いのでしょうね。


 by ジュジュママ | 1月20日(金)

ジュジュママ

そうなんですよ、そう。。犬の方が神さまに近い。

人間の期待に応えたい、たった一言でも褒めてもらいたいと思ってるのに、
自分はどれだけそれに応えてきただろう?
自分にも考えさせられましたわ。

これが創作であって欲しいと何度も思ったけど、これが現実なんでしょうね。
動物実験、センターでの殺処分、人は知らないことが多過ぎる。
それを知ったら、このままで良いと思うはずないですよね。


 by ううたん | 1月21日(土)


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